石焼きビビンバ火傷事件

 私は、石焼きビビンバという韓国料理に因縁がある。2019年、人生で恐らく初めて食べたであろう石焼きビビンバで事件は起きた。

 その日は、祖父と奥三河の有名なパン屋に行った。店名もドイツ語からもじったものらしく、英語ではなさそうなカタカナであった。10時開店で、店に着いたのは10時20分。しかし近くのドライバーが、「おたくもパン屋行かれますか?どうやらもう売り切れちゃったみたいですよ(笑)」と教えてくれた。いやちょっとまて、まだ開店してすぐたよね。お目当てのパンは買うことはできなかったが、予約注文ができるらしく、明日以降の受け取りだが祖父は了承していくつか予約していった。その後、温泉に入るために近くの温泉施設へと足を運んだ。着いたのは10時40分ごろで、空腹であったが施設内のレストランは11時からの営業だったため先に風呂に入ることにした。

 入浴後、レストランに行った。入店して、メニュー表を眺めた。何にしようかと考えていたが、一番のおすすめは石焼きビビンバだと謳っていたから、人生初石焼きビビンバを食べようとそれを注文した。お目当てのビビンバがこれだ(写真)

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よさげじゃないか。いざ食べ始めるとあることに気が付く。この店のお茶、かなり熱い。ここまで熱湯でなくてもいいのではと思うくらい熱い。味噌汁は、丁度いい。肝心のビビンバ、いつまでたっても器が熱い。当然っちゃ当然かもしれないが、米を当てるといい音が鳴る。15分経ってもう一回当ててみる。まだ音が出る。そこから10分後、まだ熱い。汗も止まらない。しかし、あまりに時間をかけすぎるわけにはいかないと思って、食べ進んでいった。完食したときは、体はほんのり汗が出ており、辛さと熱さで舌先の感覚はないに等しい。ちょうどそのころ、お茶は適温になっていた。

 今年も久しぶりに石焼きビビンバを食べたが、チーズキムチビビンバおいしいな。件の店にはリベンジにいきたい。